ピエール・クンツの特徴は、すべての時計にひとつあるいは複数のレトログラード表示が用いられていることです。このピエール・クンツ初のコレクションモデルは、6時位置に配された30秒レトログラード・セコンドが、シンプルな文字盤にアクセントを添えるデザインでした。この時計に組み込まれた秒表示の独創性は、レトログラードがリズムと躍動感をもたらしている点にあります。
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コンプリケーション・レトログラード
Complication Retrograde
”時”にまつわるあらゆる時計の機能を”レトログラード”で表現する研究を重ねたピエール・クンツは、それらを克服するばかりではなく、それぞれ異なった役割の機構を1つの時計の中に複合化したモデルの開発に成功しました。日付表示は、最も見やすい12時位置の窓をはじめ、装飾を凝らしたレトログラード方式など、様々な形で取り入れられています。
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グランド・コンプリケーション・レトログラード
Grand Complication Retrograde
1582年、教皇グレゴリウス13世は、同年の「10月4日の翌日を10月15日とする」と定めて、新たにグレゴリウス暦を確立しました。それまで使われていた暦は、すでに実際の太陽に基づく1年と一致せず、年間で11分14秒ずつ先に進んでいました。このずれを解消するために教皇は10日間の日付を省略して、改暦を断行したのです。
グレゴリウス暦では、西暦年が4で割り切れる年は閏年であっても100で割り切れる場合は閏年としません。 -
スポーツコレクション
Sport Collection
ピエール・クンツはモダンでエレガントさが特徴の44mmのスポーツモデル”グランドデイト・スポーツ”と41mmのレギュラー・コレクションのデザインを踏襲するモダンかつクラシカルな装いの”クラシカル・グランドデイト”のスティール・コレクションを2005年に発表しました。
レトログラードセコンドを6時位置、ビック・デイトを12時位置に配したこのコレクションからは、技術力の高さが成しえる文字盤の自由なデザイン性をもつピエール・クンツの作品の特徴がはっきりと見て取れます。 -
ジュエリーコレクション
Jewellery Collection
ピエール・クンツの創作する複雑時計は、高度な技術力と洗練されたジュエリーの芸術性、互いの個性をより活かしながら完成する作品には、時計師としてだけではなくアーティストとしての幅広い才能を発揮しています。
中世ヨーロッパでは、ダイヤモンドは固く打ち砕けないその性質から敵に討ち勝つ力があるとされ、戦地に向かう際のお守りにされていたと言われています。 -
イングレービング
Engravings
「ひとつの絵が言葉以上に雄弁な場合があります」ひとつひとつのディティールや入念な職人技の隅々まで目を行き渡らせるピエール・クンツは、時計愛好家の方々のさらなる期待に応えるためムーブメントや裏蓋、モジュール、ダイアルにイングレーバー（彫金師）による装飾を施しています。
時計の歴史において彫金は、その時計の価値を引き立てる装飾として古くから用いられてきた技法ですが、ピエール・クンツの複雑時計にもそれぞれ独自の個性を与え、オーナーの方にとって世界でただひとつの存在となります。 -
ニューコレクション2007
New Collection 2007
レトログラードによって時の哲学を表現し、時計表示に新しい世界を開拓して時計づくりに革命をもたらした、ピエールクンツ。彼の処女作にして、彼の名を世に知らしめた最も有名な代表作「パピヨン」の文字盤をスケルトンにデザインを一新し、原点へ向けての再アプローチにより新しい表現を完成させた「パピヨン・タヒチムーン」を発表しました。
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レディースコレクション
Ladies Collection
ピエール・クンツのレディースコレクションはレトログラードの動きやスタイルを女性にも楽しんでもらいたいという彼の想いから考案されました。そのために通常ラインとは異なるブルー、ピンク、オレンジなどのダイアル色をご用意しています。
ケースはロンドが33mm径、キャレは1辺が30mmで、この他この2つをミックスしたロカがあります。 -
キュピドン
Cupidon
「時計の心臓部が時間のリズムを刻むように、愛が情熱のリズムに合わせ鼓動を繰り返す」ピエール・クンツ
ピエール・クンツは男性の願いとして、生涯大切な貴女への贈り物を創ろうと考えました。そんな想いからインスピレーションを得た彼は、愛のシンボルでもあるハートをモチーフにしたCupidonコレクションを発表しました。
