セコンド・ヴィルヴォルタント・レトログラード

ピエール・クンツ<PIERRE KUNZ カタログ>セコンド・ヴィルヴォルタント・レトログラード

ピエール・クンツは時計の常識を覆す機構を考案しました。それはまるでアルファジェット戦闘機やスイス空軍のピラトゥスPC7によるアクロバット飛行のように、秒針をヴィルヴォルタント(くるくる回す)させるまったく新しいレトログラード機構の開発でした。

このヴィルヴオルタント・レトログラードは今までの常識を超えるもので、6時位置のレトログラード針は大きく6という数字を描き、いったん30秒まで降下すると今度はカーブを描いて反対側から上がってきます。そして60秒に達すると、瞬時にフライバックし急旋回して0に戻ります。しかもそのフライバックの早さは500分の1秒で、目にも留まらぬ速さで動く針に誰もが驚くでしょう。
文字盤上の独立した時間と分表示は、オフセンターにレイアウトされ、左が時間表示にローマ数字を、右が分表示にアラビア数字を用いています。この他12時位置に配した“Geneve”のロゴもレトログラード機能に組み込まれています。デザインに機能を持たせたこのロゴは文字盤に動きを生み出し、“Geneve”の文字は右から左に動き、まるで古時計の振り子を連想させます。さらに文字盤の表情に精彩を添えるサンバーストギョウシェは太陽の日差しのような勢いと広がりを感じさせます。

ヴィルヴォルタント・レトログラードを搭載するこのコンプリケーションウォッチは、世界初のモデルです。

一覧