パピヨン・タヒチムーン

ピエール・クンツ<PIERRE KUNZ カタログ>パピヨン・タヒチムーン

レトログラードによって時の哲学を表現し、時計表示に新しい世界を開拓して時計づくりに革命をもたらした、ピエールクンツ。
彼の処女作にして、彼の名を世に知らしめた最も有名な代表作「パピヨン」の文字盤をスケルトンにデザインを一新し、原点へ向けての再アプローチにより新しい表現を完成させた「パピヨン・タヒチムーン」を発表しました。

今までベールに包まれていたレトログラードの仕組みを余すことなく露わにすることで、複雑に入り組んだパーツを文字盤上から堪能することができます。
また、機械内部を外にさらけ出すに留まらず、全体的に深い透明感をも表現するなど、メカニカルとファンタジーの世界に目を奪われることでしょう。さらに、時分針に繊細で上品なスケルトン針を使用することで、文字盤上の目盛りとコントラストが美しい彩りとなり、視覚効果をより一層高めています。

神秘的な光を放つムーンフェイズ部分にはタヒチ産の黒蝶貝をあしらい、幻想的な夜空とそこに浮かぶ七つの星を表現しました。夜空の中心には、オーバル型のムーンフェイズが奥深くセットされ、闇夜に浮かぶ月と煌めく七つ星が夜の造形美を演出しています。
まるで、はるか夜空の彼方から光を放っているかのようです。

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